affinity-photo-2 使ってみた感想
2014年10月 Affinityシリーズ発売
今回第2弾 2022年11月9日発売
Affinity V2ユニバーサルライセンス
https://affinity.serif.com/ja-jp/
macOS、Windows、iPad用
通常価格:26,800円 今なら 15,800円 1単体:6,600円
1回のみのお支払い | (込)付加価値税
Affinity Designer(イラストとデザイン)= adobe Illustrator の代替
Affinity Photo(写真エディタ)= adobe Photoshop の代替
Affinity Publisher(ページレイアウト)= adobe InDesign の代替
Adobe Creative Cloud の代替えアプリで使っている方も多いようです。
魅力的な低価格設定であることに、興味を感じて使ってみようかなと思っている方もいらしゃると思います。また、知らない方もいらっしゃると思います。そこで体験版をインストールして Adobe photoshop との使い勝手を検証してみました。
同じアイチャチ画像を制作した感想です。
上がAffinity Photo の画像です。下が Adobe photoshop です。
Affinity Photo は.afphotoという拡張子になっています。なので photoshop では開きませんでした。拡張子の変更は[ファイル]メニューから、[別名で保存]を選択します。となっていますが、[ファイル]メニューから、[書き出し]を選択して .jpgで保存し直しました。
分かりづらいと思うのですが、アンチェリアスのジャギーの差が分かるでしょうか。モニターの100パーセントなら明らかに感じられるのですが。
アイキャッチ画像作業の手順は以下の通りです。
色調補正は両方とも掛けていません。基本的にトーンカーブで明暗を処理しています。
Affinity Photo はレイヤーの結合がレイヤーパレットでは出来ません。メニューバーよりレイヤーを結合して、レイヤーパレットから結合レイヤー以外の作業レイヤーを削除する作業が必要です。
作業時間は普段使い慣れている photoshop に比べると手順が多くなりました。今回使い慣れていない Affinity Photo と言う事で戸惑いも多かったです。メニューバーや作業パレットが視覚的に作業出来ないのがデメリットでした。
また画像の保存ですが、フォーマット形式が選択出来ませんでした。自動保存で.afphotoという拡張子になりますので、Affinity Photo 以外では開けませんでした。(Photoshopで言う.psdファイル)。ここは以前から使っている人なら分かるのでしょうが。[ファイル]メニューから、[書き出し]を選択して .jpgで保存し直しました。.afphotoファイル も .psdファイルも独自の拡張子なので、他のアプリでは通常開けません。
率直な感想としては手間と時間を価格に変換すると photoshop の方が使い易いでしょう。Affinity Photo が photoshop の4分の1の値段ですから、差が出るのは当然です。photoshop はサブスクリプション方式になってしまった為、高価感は否めません。
Adobe 製品は1990年頃から Illustrator、photoshop と DTP の草分け存在として、Mac と共に歩んできました。Windows3.1 が発表される3年位前です。何故今プロの印刷現場で必須のソフトとなっているかと言うと、視覚的に操作しやすく、易しいからです。プロの現場では締め切り厳守、そして製品に完璧を求めます。制作者とソフト開発者が一体となって、早く、正確に、そして誰にでも操作しやすく開発が進められてきた歴史あるソフトなのです。なので高価では有りますが、DTP には一択のソフトとなります。
Adobe と Mac、Windows の歴史はまたの機会があればお話したいと思います。
他にも無料フリーソフト
①GIMP 2.10.32
無料で使えるとは思えないほど多機能です。
②JTrim
こちらも無料です。残念ながらリサイズはできるのですが、画像解像度の変更は出来ません。
③PhotoPad
PhotoPadの無料版はご家庭での非営利目的でのご利用にのみお使いいただけます。
④Macユーザーならプレビューも便利
単純な画像サイズ変更であれば、Macにバンドルされているプレビューが便利です。ツール→サイズを調整、解像度の変更も出来ます。
⑤Windowsユーザーなら
サイズ変更だけならペイントでも可能。ペイントは画像のサイズを変更することは出来ますが、画像解像度の変更は出来ません。
有料ソフトとしては
①Affinity Photo も画像処理機能は備えているので、
・安価なのが魅力的で良い。
・時間と努力は充分ある
・見栄えはそんなに気にならない
ここは時間と労力と費用の兼ね合いです。
現に使用している方がいらっしゃるらしいので(私の周りには居ませんが)、検索すれば大勢居ると思います。知識は検索すれば得られるでしょう。
② Photoshop Elements 2023 の方が永続版で 19,580円ですのでお得かな?。アップグレード版もありますから、OS の入れ替えなどで必要に応じてアップグレードするのもアリでしょう。
photoshop の機能限定版ですが、30日無料の体験版もありますので画像処理ソフトをお探しの方は一度試して下さい。WordPress では充分でしょう。
Affinity Designer も体験してみようと思ったのですが、日本式二重トンボの機能が無い。トンボがないと製版所、印刷所、製本所に依頼出来ません。
また、日本の書籍、週刊誌、広告などではタイトルや見出し、本文に縦書きを使う事があります。書籍の組版で縦組みが使えないということは現場ではありえないことです。
私の結論としては
①無料フリーソフト
無料ですから一長一短です。機能を求めない方に。
②Affinity Photo
個人で使用したり、WordPress、Microsoft Word なのでの使用であれば充分であるかも知れませんが、頻繁に機能を使っていないと忘れるでしょう。
これから先も使うのであれば多少の対価があっても安心した物をお勧めします。
③Photoshop Elements 以前にはスキャナーやインクジェットプリンタにバンドルソフトで付いていたので、知っている方も使った方も多いでしょう。デジカメ全盛期ですね。Adobe 製品ですのでフリーソフトと比べて機能的にも安心感が有ります。Affinity Photo より高価ですが無料体験版で何が出来るか実感してみて下さい。
グラフィックデザイナーやDTPオペレーターにとっては、他の業者には出来て自社では出来ないは屈辱でしかありません。業界必須と言われるAdobe CCはパッケージ版からサブスクリプション型に変更となり、高価感はありますが現在代替えアプリは存在しません。
あれこれ迷うよりお勧めはこれ一本です。
プロの現場で使われている様に全ての機能が備わっています。他には何も必要とする事はありません。高価ですが、後悔することは無いでしょう。
AdobeCCコンプリートプランを安く購入する方法として、デジハリのAdobeマスター講座がおススメです。
Adobeマスター講座
安く導入する方法として、ご紹介してきましたが残念ですが、当サイトでの ASP は2024/08/23で終了しました。ご愛顧有り難うございました。
再開されるようでしたら当サイトで再度紹介したいと思います。
なお、デジハリONLINEプロモーションは引き続き運営されていますので、直接お問い合わせ下さい。
体験版はこちらから
WordPress 開設者、初心者(私もですが)参考になれば私も時間と労力が報われます。
Affinityシリーズ 結論ですが、デザイン制作を手掛けているプロの方には「使えない」の一点です。試しに体験版をインストールして検証するのも良いでしょう。なんでもやってみなければ「使える・使えない」の判断はできないのですから。
体験版でしたので費用は掛かりませんでした。1ページ投稿できたので、良かったのかな?
体験談、お役に立てればよろしいのですが。