人生平等では無いから、生き方を変えてみよう

「人生平等では無いから、生き方を変えてみよう」

人は皆平等である。と良く聞きます。でも、生まれながらに不平等ですよね。性別も時代も両親も家庭も、女の子は可愛くて美人の方が絶対に得です。男の子は小さいより背があった方が得です。(私が背が低かったため)
運不運も同様に平等では有りません。運は行動するから近づいて来るので、向こうからやって来ることは有りません。

自分自身が変わって行こう

人間社会は今も昔も競争の世界です。勉学も勿論ですが、体育(鍛錬)も必要です。健全な精神と体力が無ければ戦って行けません。戦うとは人間関係であり生活力です。

大人への自覚

小・中学生では自分で将来を想像する事は出来ないでしょう。目標を持っている子は幸せです。恵まれた両親と家庭に育っていると言えるでしょう。まだ自分のやるべきことも、将来の抱負も持っていなくて当たり前です。高校生位になると社会と言うものが分かってきます。自分の進路、やりたい職業などもこの頃芽生えて来るはずです。

昔は金の卵

私の生まれた時代は高度成長期に入る頃でしたので、中学校卒業者でも「金の卵」と呼ばれ町工場や企業へと就職する生徒も沢山いました。職業の選択とか将来の職業とかでは無く、家の役に立つと言うのが殆どです。欲を言わなければ求人はいくらでもあった時代です。中には大工さんとか調理師とか手に職を付けられる職業に就いた人もいました。高校を目指す生徒は先生とか公務員が多かったと思います。半世紀も前の時代ですので、教育も知識も情報も無かった頃ですね。まだまだ将来の目標とか抱負など考えられる年代では無かったですね。やってみなけりゃ分からない、そんな時代でした。

人生平等では無い

社会に出て、人間社会の不条理に悩む人は大勢居ます。その殆どが能力の差です。

年収の違い、昇進の違い、上に立つものと従う者。人間そんなに能力の差があるわけではないのですが、中には親の徳、先祖の徳で何の不自由もなく生きていける人も居ます。しかし今度は貴方がそうなりたくはありませんか。努力しながら歩みを止めないことです。永年同じことを繰り返す職業で、現状に満足していれば何の問題もありませんが、現代では日々新しい情報によって転換して行かなければなりません。自ら努力して技術を磨き、社会の求める才能を磨き上げて行かなければなりません。努力したスキルが古びる前に新たなスキルが必要になってなって来ます。学習や練習によって獲得した技能や知識が貴方の財産なのです。

印刷業をやっている時はデザイナーや職人は新しい技術や設備について常に前向きでした。新しいことに興味のある人と今必要ではないからと言う人の差です。面白さを知れば前向きになれるのですが、勉強の嫌いな人もいます。

印刷業はいかに早く、いかに簡単に良いものが出来るか、その為に高価なソフトを使ったり高価な印刷機などを導入しているのです。需要と供給の差で都会と地方の差はありますが、都会でも地方でも顧客の求めているものは同じものなのです。

知識と技能が貴方を助ける

過去20年国民の年収は下がり続け、男女雇用機会均等法とか海外特定技能雇用など国内の日本人の労働機会が悪化しています。50年ほど前までは主人一人の収入でも生活できたものが、今では共稼ぎでも大変な位物価は上がり税負担も大変な時代です。これから国民の年収が増えていくことを願っていますが、自己の小さい欲のために大きい望みを失ってはなりません。家庭を持ち、家族を持ち、安心して暮らせる家を持って、家族のために働けるそんな人生を歩みましょう。中々現状から脱皮するのは大変ですが、私も頑張っていますよ。

プロがプロの道具を使って単価になる

本稿と関係ありませんが、DTPで adobe 製品など高価なソフトを何故使うかと疑問に思う人も居ると思います。一太郎でもワードでも似たようなチラシは作れます。ですが印刷業界には活版印刷時代からのルールがあって、そのルールに沿っていないと、関係業者に指示や依頼が出来ないのです。印刷業界も分業が進んでいて独自のルールに従ってデータのやり取りをしています。adobe 製品は DTP の老舗と言えるメーカーなのです。DTP ではまず他に選択肢はありません。他に写研など独自の電算植字方式を持つメーカーもあります。モリサワと言ったら FONT で気が付かれる方もいると思いますが、写研もモリサワも写真植字機メーカーでした。私はスクールにも行っていたので、随分お世話になりました。

必要になる前に習得しておきましょう

話が逸れましたが、印刷業界を離れて思ったことは、会社員で殆どの人がパソコンは持っているが活用の知識が無いと言うことです。みんなが持っているから、デジカメで使おうと思っていたから、購入動機の理由は色々ありますが、事務員では無いから、今すぐ必要で無いからと机の飾り物にもなりません。時ばかり経ちイザ使おうと思ってもソフトが未対応で開けなかったり、OS が古くて新しいソフトが使えなかったり、私のところに相談に来る一番多い悩み事です。

必要だから覚えるでは遅いのです。Excel でも Word でも思ったように簡単に扱えるものではありません。きっと必要になるから今から覚えておくと言う勉学です。社会生活の全てがそうした事前準備が必要です。足りないものがあれば補って、工夫しながら勤労して、欲があれば人より働いて、やっと社会のために役立つのです。平等を言う前に「社会淘汰」されない様に努力して、初めて運も巡って来るのです。職場でも家庭でも同じです。運はギャンブルだけのものではありません、行動しているからチャンスに巡り合えるのです。

おわりに

小さい望みしかない人に、大きな未来はありません。大きな欲を持ちましょう。夢を持って次の目標に向かって邁進しましょう。

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