SSDに過度な期待も危険ですが、USBメモリや磁気ディスクは予告なく突然昇天してしまいます。
SSDも理論的には書き込み回数の上限で寿命を迎えます。
現在では技術が向上したことで寿命(書き込み回数)が長くなっています。現実的な利用の仕方では寿命に達するまで使用することはないため気にする必要はありません。
*参考 現時点でのモデルでは1日あたり20GB書き込んでも10年利用可能となっています。
内蔵HDがSSDだと起動が早いのはみなさん知っていると思います。今日は外付けUSB3.1のSSDを紹介してみたいと思います。
SSDを使った自作SSDケース
HDDの構造とSSDの違いは既に皆さん知っていると思いますので、説明は割愛してSSDを使った自作SSDケースの紹介を先にしていきます。
お勧めの自作「M.2」SSD です。
見てお分かりできると思いますが、手の平にスッポリ入るサイズです。
内蔵しているSSDはそれぞれ500GBですが、PCの容量やバックアップ容量に合わせて用意すると良いでしょう。「M.2」用のSSDケースは多様な製品が各社より販売されています。2,000円から3,000円位で販売されています。失敗しない様に気をつける点は「SSDケース」も内蔵させる「M.2」SSDも「Serial ATA」タイプと、「NVMe」タイプがあるという事です。インターフェースの規格の違いですね。兼用は出来ません。
「SSDケース」=「Serial ATA」→「M.2 SSD+Serial ATAタイプ」
「SSDケース」=「NVMe(NVM Express)」→「M.2 SSD+NVMeタイプ」
「NVMe」の製品は「Serial ATA(シリアルサタ)」の製品に比べて若干高めです。これは転送スピードが「Serial ATA SSD」と比較して約2倍の速度で理論上動作します。
「Serial ATA」の最大データ転送速度が6Gbps、「NVMe」の最大データ転送速度が10Gbpsです。これからの標準になって行くと思われます。まだ対応するPCはこれからですが。
この商品をお勧めする理由としては、先に紹介した手の平にスッポリ入るサイズとスケルトンなので基板も見えてお洒落です。色は四色あります。私も持ち運びして使用していますが、出先では「何、それ」と興味を引きつけます。目立ちますよ。デメリットとしては、こういったメディアに付き物の放熱の問題です。USBメモリもそうなのですが、この商品もかなり熱を持ちます。触れられないほど高熱ではありませんが、簡易的なヒートシンクがあれば安心です。
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参考価格:Amazon 実売価格2,436円
ここでは次世代に向けた「NVMe」タイプSSDで話を進めます。
USB3.1 SSDケースにするメリット
自作SSDと言っても「M.2 SSD+NVMeタイプ」のケースに適応する「NVMe」タイプSSDを選んで組み込むだけです。ケースの色と容量を選ぶだけですね。簡単。
①外付け起動ディスクにする
②長期安心のバックアップディスクにする
③接続はCタイプコードからUSB3.1です。
SSDケースのデメリット
③パソコン側のUSBポートから電源供給を受けることで、USB2.0よりも電力供給が2倍近く増えたUSB3.1ならば電力供給が増え発熱します。概ね50℃位まで上がりますが心配ありません。SSDの適正温度は「0~60度」とされており、60度以下であれば適正温度です。 70度を超えてしまうと、熱暴走を防ぐ安全装置が働き、パソコンの動作を遅くしたり停止させたりすることで適正温度に維持しようとしてくれまます。心配でしたら放熱版もありますが、常温の保冷剤を表裏交互に使用するのも効果的です。ただ氷結している保冷剤は使わないで下さい。SSDケース内部で結露してしまいます。
④USBメモリと同じですが、紛失には気を付けましょう。秘密を要するものはフォルダごとパスワードを懸けたりして置きましょう。
内蔵出来る「NVMe」タイプSSD
内蔵される「M.2 SSD+NVMe」ですが、信頼できるメーカーの物ならどれも安心でしょう。インターフェイス M.2 2280、フォームファクタ NVMe は良く確認して下さい。
XPG SSD M.2 512GB SX8100 シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe 3D NAND DRAMバッファ 5年保証 ASX8100NP-512GT-C
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上記の商品は現在私の使用しているSX8200 シリーズ製品の後継です。SX8200 シリーズは終了しています。現在NVMeはデータ転送速度が最速です。参考価格:Amazon 実売価格7,300円
こちらは1TB、販売店が違いますが、こちらも販売元は同じです。大容量1TBで格安ですね。
参考価格:7,741円です。
WWW.QOO10.JP
SSDで不具合の話はあまり聞きませんが、購入の際は評価を参考にして下さい。以前皆さんもご承知の国内メーカーの商品ですが、中古で購入したSSDが読み書きが遅く評価を見たところ最悪でした。先に見て購入すれば良かったと後悔した経験があります。
お勧めできるバックアップは
複数少なくも3箇所のSSDに定期的にバックアップを取る。まあ昔から言われている方法ですが、これが結構面倒で忘れてしまいます。
2.5インチのSDDならケース、SSD共安価です。こちらは「Serial ATA」USB3.1でも大丈夫です。
ファイル同期ソフトでスケジュールを利用して完全自動化。バックアップ元とバックアップ先、バックアップ方式を設定して一週間に一度、月に一度。無料のバックアップソフトを利用しましょう。SSDであればデータが壊れるなんて10年先です。双方向コピーではなく追加コピーが安心です。1度目は時間が掛かりますが2度目は早いです。
Mac用:Sync!Sync!Sync!LE
https://datarescue.yamafd.com/howto_use_sync3_1/
バックアップセット3つまでは無料です。無制限はシェアウェア1,700円。Macの方は試してみて下さい。
Windows用:Sync Connect
https://www.iodata.jp/lib/software/s/1778.htm#Windows%2010
終わりに
現在3枚のSSDケースにそれぞれ500GBのSSDを入れて使用しています。1枚は機動ディスク、他人のMacでも起動できるので重宝しています。機動ディスクにはBoot CampでWindows10も入っています。500GBあると動画でも大量に扱わない限り不足はありません。ブログなど静止画像だけでしたら余裕ですよ。
起動も早い、アクセスも早い、持ち運べる、便利だらけです。是非導入をお勧めします。
オシャレで高速、次世代SSDケース 10Gbps 1枚あると2枚、3枚欲しくなりますよ。