「Adobe が Creative Suite 6 (CS6)」のサポートを2023年1月31日に終了するとのことでしたが延期され終了時期は未発表のままです。(執筆時点)
Adobe Creative Suite 6 Design Standard
発売:2012年05月11日
価格:16万6950円(UPG:3万5175円から)
Photoshop CS6
Illustrator CS6
InDesign CS6
Acrobat X Pro
発売から11年が過ぎ、Adobe Creative Cloudコンプリートプラン(サブスク)に移行、デザイナーも大きな選択を迫まわれました。しかし選択の余地がないのですよね。代替えとなるアプリは皆無です。自己で製品化出来れば別ですが。
クライアント、チーム、外注先、印刷所、分業なので統一性が求められます。
Adobe CS6でも現在印刷会社でも入稿できますので、もう少し使って行けたら良いですね。いずれはOSやプラウザの関係で移行を余儀なくさせられるでしょうが。
Adobe CS6 必要システム
Mac 起動HD(SSD) Mac OS X 10.11.6 El Capitan
Adobe CS6はMac OS X 10.11.6 El Capitanまでインストール出来ます。
サポート終了となると以下のサービスが利用出来なくなります。
1. サブスクリプション(定額課金)サービスで利用している Creative Suite 6 (CS6) と Creative Cloud (CC) の最初のバージョンが利用できなくなる。
2. シリアル番号でインストールした Creative Suite 6 (CS6) と Creative Cloud (CC) の最初のバージョンを利用中の場合、使い続けることはできるが新規にインストールできなくなる。
3. PCに既にインストールし、シリアル番号で認証が完了している Adobe CS6 は永続的に無料で使い続けることができます。
Adobe CS6 での注意
ここで問題なのが、2.アプリケーションのインストールがされていないものはインストールができなくなるため、今後使いたい場合は事前にインストールしておくなどの対応が必要です。
ハードディスクやSSDなどのトラブルにより再度アプリケーションのインストールが必要となった場合、シリアル番号で認証することができません。すなわちインストールすることができなくなります。
どうしても使い続けたい場合は、ディスクのデータをバックアップしておいた方が安全です。
なのでAdobe CS6をお持ちの方はお早く、外付けSSDに起動ディスクを作成しておきましょう。
Adobe CS6のシステム要件は
2015年発売までのiMac、MacBook air
Mac OS X 10.11.6 El Capitan までです。
外付けSSDに起動ディスクを作成
まず必要な物から説明します。この商品をお勧めする理由としては、転送速度の違いです。
「SSDケース」も内蔵させる「M.2」SSDも「Serial ATA」タイプと、「NVMe」タイプがあるという事です。インターフェースの規格の違いですね。兼用は出来ません。
「SSDケース」=「Serial ATA」→「M.2 SSD+Serial ATAタイプ」
「SSDケース」=「NVMe(NVM Express)」→「M.2 SSD+NVMeタイプ」
「NVMe」の製品は「Serial ATA(シリアルサタ)」の製品に比べて若干高めです。これは転送スピードが「Serial ATA SSD」と比較して約2倍の速度で理論上動作します。
「Serial ATA」の最大データ転送速度が6Gbps、「NVMe」の最大データ転送速度が10Gbpsです。これからの標準になって行くと思われます。
USB3.1の「Serial ATA」SSDで起動には十分だと思いますが、先行投資としては「M.2 SSD+NVMeタイプ」をお勧めします。
小型で扱い易いSSDケース
小型で邪魔にならず、USBメディアを大きくしたと言う感じです。モバイルには最適ですね。
NVMe SSD 512GB
NVMe は最大転送速度は10Gbps(理論値) SSD の性能を大幅に向上化できます。
参考:Amazon 予想価格6,540円
NVMe M.2 SSDケース
参考:Amazon 予想価格2,436円
Mac OS X 10.11.6El Capitan 起動ディスクの作り方
まずは新しいSSDのフォーマットをしておきましょう。
Mac OS X 10.11.6 El Capitan のフォーマットはMac OS拡張(ジャーナリング)
Intel Macだと、パーティションマップ方式が、「GUIDパーティションテーブル」このパーティションマップ方式になっていないと起動することができません。
内蔵HDから外付けSSDに起動ディスクを作る方法は2通りあります。
1. バックアップTime Machineバックアップから復元
1. command+Rで起動
2. 電源ボタンを押した後、リンゴマークが出るまでcommand+Rを長押しする。
3. ユーティリティから「Time Machineバックアップから復元」を選択
4. 復元するデータの保存されているディスクを選択
5. 戻したいバックアップを選択
6. バックアップを戻すディスクを選択
Time Machineにバックアップがあればこの方法が使えます。
2. ディスクユーティリティを使って復元
一度Mac OS X 10.11.6 El Capitanをインストールしておいて下さい。
Excel など必要なものも同時にインストールしましょう。
ネットワーク設定も同時にしておくと便利ですよね。
バックアップディスクがあればそれを復元に使いましょう。
復元元と復元先は間違えないで下さい。不安でしたらもう一度よく調べて実行して下さいね。
中古のAdobe CS6を手に入れる
2022年頃まではAdobe CS6も中古品としてヤフオクなどで購入できました。3万円から4万円位でしたが、しかしすでに廃盤ですので貴重価値が出ている様です。
中古のAdobe CS6 注意点
シリアルキーの有無、廃棄したパソコンからの削除。説明文をよく読みこれは確認して下さい。建前は譲渡になります。AdobeからのAdobe CS6アプリダウンロードは Adobeアカウントが必要です。正規アカウント所有者であれば Adobe から Adobe CS6 インストーラーをダウンロードしてある筈です。インストールディスクまたはインストーラー.dmg が無いとインストール出来ませんので、探さなければなりません、そこも良く確認して下さい。説明文に書いて有る筈ですので疑問は質問しましょう。
次にインストール済みの中古パソコンを探してみるのも良い方法かも知れません。あればお宝です。
2. のディスクユーティリティを使って復元の様に起動ディスクを作っておけば、他のMacでも起動できます。言い忘れましたが、アドビでは仕事場と自宅用と二台のパソコンにインストールすることは認めています。同時起動は認めていませんが。
何れにしてもパソコンの型式、OSのバージョンに左右されますのであと数年でしょうが、予備のパソコンを用意しておけば必要な時使用する事ができます。
起動ディスクを作成するメリット
2015年発売の iMac 2015(21.5-inch, 27-inch) はOS12.6.7 Sierraまで起動できます。従って普段はOS12.6.7 Sierraで作業、Adobe CS6が使いたい時には一旦電源OFFして、macOSをインストールした外付けSSDからMacを起動します、外付けSSD(Mac OS X 10.11.6 El Capitan)をMacに接続した状態で「Optionキー」を押したまま電源を入れると、起動ディスクの選択画面が表示されます。 右側の黄色のアイコンが外付けSSDのイメージディスクですね。 こちらを選択するとOSが起動することができます。
使い回しなので判りづらいですが、メディアの名前が表示されます。
永続版ですのでまだ数年は使い続ける事が出来ます。
起動ディスクを作成するデメリット
すでにAdobe CS6をお持ちでない方は中古のAdobe CS6を手に入れるのが少し難しいかも知れません。習慣的にヤフオクなどのサイトをブックマークしておいた方が良いでしょう。またSSDやケースも費用がかかります。長期的にみて検討すると良いと思います。
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プロの現場では必須・一択なのですが、スクールですのでAdobe CCと講座で勉強できるのはありがたいですね。毎年課金ですが機能・操作を覚えておくのは未来への投資ですよ。
おわりに
毎年課金するか、一・二年で元を取るか悩むところですが、導入したソフトや機材はずっと使えます。Adobe製品も新機能を発表しますが、使用する基本機能は変わりません。新機能と戸惑い……戸惑いの方が多いですかね。
今回はMacを中心に説明しましたが、Windwsの起動ディスク作成が難しそうなので割愛しました。簡単な方法があればまた続編を執筆したいと思います。長々読んで下さいましてありがとうございました。参考になれば嬉しいです。