ファイルにAES暗号化パスワード

AES暗号化仮想ドライブ 
ファイルにAES暗号化パスワード

仕事用でも個人用でもパソコンを使用していると、パスワードや個人情報など他人に見られたくないファイルが増えていくものです。皆さんはどうしていますか。

今日はMacのデスクユーティリティを利用してAES暗号化した仮想ドライブを作成する方法を解説したいと思います。
永くMacを使用している方は既にご承知かもしれませんが、初めて聞く方にはとても役立つ方法なので是非ご活用ください。
画像を含めた分かりやすい解説を心がけました。

では、始めます。
①メニューバーより移動を選ぶ

d_01.png

②ユーティリティをクイック
③デスクユーティリティをクイック
d_02.png

④デスクユーティリティが開いたら、メニューバーよりファイルを選ぶ
⑤続いて新規イメージ
⑥空のイメージを作成

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⑦デスクユーティリティに戻るので
 1. dmgファイルになる名前を入力

d_04.png

⑧保存場所
⑨dmgフォルダに格納する自分用のフォルダの名前
⑩必要であろう空き容量、余分にあったほうが良い
⑪フォーマット
 2. MacOSで使用するだけならこのままで
 3. Windowsと共有する場合、MS-DOS(FAT)に。
  MS-DOS(FAT)」でフォーマットした場合は、1ファイルの最大サイズが4GBまで等の制限があります。またWindowsで閲覧したい場合は専用のフリーソフトを使う必要があります。
⑫プルダウンボタンで暗号化の有無が選択出来ます。暗号化するためのdmgファイルなので、暗号化を選択します。保存ボタンがアクティブになっていますが、押さないで次で選択します。

d_05.png

⑬暗号化のパスワードを入力します。確認が終わったら⑭選択します。
⑮AES暗号化の選択です。AES○○○数字が大きくなる毎に強力になります。但し数字が高いほど安全性が高いもののそれだけ処理速度などが低下します。個人使用なので「AES-128」で良いでしょう。
⑯入力を確認して、良ければ保存します。
⑰保存先がデスクトップでしたのでdmgファイル「mybox.dmg」仮想ドライブが表示されました。

dmg_066.png dmg_0777.png

「mybox.dmg」をダブルクリックすると、デスクトップに⑱「秘密の部屋」フォルダがマウントされます。「mybox.dmg」は基盤ファイルなので削除しないで下さい。安全な場所に保管しておきましょう。
⑱「秘密の部屋」フォルダには作成したファイル、また、フォルダなど収容出来ます。
終了した場合、「秘密の部屋」フォルダを右クリック「mybox.dmg」を取り出すを選択します。
これで暗号化された仮想ドライブが出来ました。次にこの仮想ドライブを開けてみます。
4. 仮想ドライブをダブルクイック
5. パスワードを求められますので、パスワードを入力します。
6. 「秘密の部屋」フォルダが表示されます。
 作業終了後は「秘密の部屋」フォルダを右クリック「mybox.dmg」を取り出すを選択して下さい。

使い方

「秘密の部屋」フォルダは暗号化されたフォルダです。暗号化したいファイルをドラッグして保存しておけば、「秘密の部屋」フォルダを開錠しない限り閲覧することは出来ません。従って解錠のパスワードは忘れない様ご注意下さい。複雑なパスワードで忘れてしまった場合フォルダの中のファイルにアクセス出来なくなります。

「秘密の部屋」フォルダの容量までは新規フォルダやファイルを追加する事が出来ます。容量不足になったらまた新規に作り直して下さい。不要になった仮想ドライブはゴミ箱で削除します。

秘密保持に有効な方法なので是非作ってみて下さい。

Windowsの場合フリーソフトを使って「暗号化仮想ドライブ」を構築する方法があるそうです。ここでは割愛しますが、「暗号化仮想ドライブ」で検索すれば見つかります。

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