iMac (21.5-inch, Late 2015) – 技術仕様
プロセッサ 2.8GHz
メモリ 16GB 内蔵 2.5インチ HD 1TB ですね。
iMac (21.5-inch, Late 2015) は MacOS X 10.11 El capitan から MacOS 12.6.7 Monterey まで起動できます。これ以降の機種は MacOS X 10.11 El capitan は起動できません。と言うことは Adobe CS6 はこの機種まででしか使えないと言うことです。
Adobe CS6 は永続版なのでプレミアが付くほどの人気のある貴重なアプリケーションです。
早速内蔵 HDD をSSDに換装です。
難しい作業ではありませんので、誰でも挑戦出来ると思いますが、慎重には行って下さい。
STEP 1 用意する物
まず現行のiMac OSバージョンを確認します。iMacを起動し、このMacについてを確認します。MacOS 12.6.7 Montereyになっていれば良いのですが下位バージョンの場合MacOS 12.6.7 Montereyにアップデートしておきます。暫定なので設定は後でしっかりと設定しましょう。
用意したSSDは500GB 内蔵2.5インチ SATA3 7mm です。500GBあれば十分なので必要なときは外部 SSD メディアに保存します。
SATA USB3.0 変換ケーブル アダプター、起動ディスク復元に使います。
変換ケーブル アダプターを用意したSSDに接続し、SSDをiMacにUSBで繋ぎます。ディスクユーティリティを起動して「消去」フォーマットします。
ドライブの名前を作成し、
【フォーマット】APFS
【方式】「GUIDパーティションマップ」にします。
STEP 2 内蔵起動ディスクをディスクユーティリティを使って外付けSSDに復元、起動ディスクを作ります。
新しいドライブが出来上がりましたら起動ディスク復元が終了です。
既にバックアップメディアやTime Machineでバックアップが有る方は復元元をバックアップファイルに替えて下さい。
システム終了の前に音量を上げておきます。起動音確認のためです。
全ての電源コード・キーボード・マウス等を外します。
STEP 3 iMac 2015の開体儀式です。
iMac 2015 SSD換装・必要な物
●専用オープナー
olivins Apple iPhone LCD iMac LCD A1418 A1419 Late 2012-2017 ディスプレイ分解用ツール
参考:Amazon 実売価格560円
これ一本で液晶パネル接着部を開封します。クレジットカードを使うと、奥まで入り内部基板を干渉する危険性があります。適度な深さまでで止まるので安心です。
●トルクスドライバー サムコス トルクスドライバーセット
参考:Amazon 実売価格716円
・トルクスドライバーT8を使います。セットであると何かと便利ですよ。
・バスタオル
・ドライヤー
・不要なクレジットカード2枚(噛ませに使います)
・ライト
・ダイソーのプラスチック製ヘラ
・マスキングテープ(仮止め用)
・両面テープ(ダイソー5mm薄口両面テープでも代用可)
作業工程
開体は改めて言うまでも無く自己責任ですので、覚悟を決めて下さいね。
①「iMac 2015」の起動の確認と電源オフ
起動時の音量を上げて置きます。テスト起動の確認をする為です。システム終了します。
静電気を除去する為、水道の流水で手を洗います。
②コンセントから電源プラグを抜いたら、平な机で液晶パネルを上にして(手前に高さ 8cm 位の置き台があった方が中が見えてやり易いでしょう)動かない様に滑り止めします。
接合部をドライヤーで少し温めました。
③専用オープナーを使って液晶パネルの剥離
中央部のにiSightカメラの端子があるので慎重に手前までで剥がしていきます。同様の手順で反対側からも中央に向かって作業します。
④クレジットカード2枚をパネルの左右の間に挟み上に慎重にパネルを5~6cm位ほど開けて行きます。
くれぐれも「パッカっと」勢いよく開けないで下さい。液晶パネル上部二カ所のコネクタが外れやすいです。
⑤液晶パネルから基盤に2本コードが繋がっているのが確認できます。ライトがあると見つけ易いです。
ティッシュの箱など挟んで作業しましょう。基板の手前の方から外していきます。コネクタが貧弱なのでそっと外して行きましょう。
指でも作業可能ですが、ピンセットや細いヘラがあればその方が楽かもしれません。いずれにしても、指先やピンセットの先端で基盤やケーブルを傷つけないように端子を外します。
ケーブルが外れたら、本体下部に向かって液晶パネルを慎重に外しますが、下部の両面テープの残骸を取ると容易に外れます。両面テープの残骸は綺麗に剥がしておきましょう。液晶パネルはタオルなどの上に保管します。
STEP 4 HDDが見えて来ました。
トルクスドライバーT8を使って4本のネジを位置を確認しながら外していきましょう。位置で長さが違うので分かるように並べておきます。SATAケーブル端子を引き抜きます。
保護のためにゴム製のプロテクターが取り付けられています。あたらしいSSDと交換してSATAケーブル端子を接続すれば起動ディスクの交換完了です。
液晶パネルを本体下部に合わせ、基板と液晶パネルを繋ぐ2本のケーブルのコネクタを接続します。ここは慎重に接続して下さい。電源と液晶パネルへの通電箇所です。通電しないとか、起動しないのはここが原因です。
STEP 5 仮起動
組み立てが済みましたら、マスキングテープで仮止めして、電源コード・キーボード・マウス等を接続します。さあ、電源スイッチONです。
起動音ボーンの後に1分位で「macOS 12.6.7 Monterey」が立ち上がる筈です。
STEP 6 仮止めから両面テープを貼り替えます。
起動が確認出来たら、STEP 1からSTEP 4までもう一度作業を繰り返します。基盤の2本のコードは慎重に接続して下さい。
基板の脇 5mm に両面テープを貼ります。液晶パネルを戻し、本体下部から位置を合わせ下ろして行きます。2本のコネクタを慎重に装着します。両面テープが貼ってあるので慎重に作業して下さい。
どうでしょう、難易度は中位です。2本のコネクタケーブルさえ慎重に脱着出来れば SSD の換装はそんなに難しくありません。
今回購入したSSDは
Transcend SSD 500GB 内蔵2.5インチ SATA3 7mm
(参考:アマゾン)実売価格3,980円
Runbod SATA USB 変換ケーブル 2.5インチ HDD SSD SATA USB変換アダプター
(参考:アマゾン)実売価格650円
STEP 7 MacOS 10.11.6 El Capitan とAdobe CS6を外付けSSD起動ディスクにする。
新規に外付け SSD を起動ディスクにしたい方、または保存用ディスクにしたい方は必ず確認して置く事があります。必ず「M.2 NVMe SSD 対応」のものを選んで下さい。SATA のSSD 対応のものもありますので注意が必要です。ちょっと高めですがこれからの規格です。(相互性はありません)
金額的にちょっと高いだけでNVMe は最大転送速度は10Gbps(理論値) SSD の性能を大幅に向上化できます。これからの規格になるものです。先行購入ですね。
【10Gbps】 ORICO USB3.1 Nvme M.2 SSDケース M-Key/B&M Key(Nvmeのみ) USB3.1 Gen2 10Gbps 外付けケース UASP Trim 対応 2230/2242/2260/2280 SSD対応 ダブルケーブル付属 M.2 SSD 変換アダプタ 透明 TCM2-BK
(参考:アマゾン)実売価格2,880円
Western Digital ウエスタンデジタル 内蔵SSD 500GB WD Blue SN570 (読取り最大 3,500MB/秒) M.2-2280 NVMe WDS500G3B0C-EC 【国内正規代理店品】
(参考:アマゾン)実売価格5,048円
NVMe は最大転送速度は10Gbps(理論値) SSD の性能を大幅に向上化できます。
STEP 2 で説明したようにバックアップメディアやTime Machineでバックアップが有る方はディスクユーティリティを使って外付けSSDに復元、起動ディスクを作ります。
ドライブの名前を作成し、
【フォーマット】OS X 拡張(ジャーナリング)
【方式】「GUIDパーティションマップ」にします。
既にAdobe CS6がインストールしてあるMacOS 10.11.6 El Capitan 外付け起動ディスクをお持ちの方はそれを使用して下さい。
◉起動HDから外付けSSD起動
外付けSSDから起動するには、システム終了か再起動を選択し、画面が暗くなった時点で optionキーを押し続けます。下記の画面が出たら指を離して下さい。