FinderはMacの標準アプリですが、知っているようで知らない機能が沢山あります。
Macの操作の基本になるものなのですが、難しい話は置いといて知っていると便利な機能を紹介しましょう。
こんな事出来たら良いな、こんな機能会ったら良いな。知らなければ損、無料アプリです。
長文になります。出来ればブックマークして再々理解を深めて下さい。
Macのスクリーンショットの撮り方は以下です。
・「shift」+「command」+「3」:画面全体のスクリーンショットする ・「shift」+「command」+「4」:スクリーンショットの範囲を指定する ・「shift」+「command」+「5」:保存先を指定したり、タイマーを用いた撮影を行いたい場合 ・動画の拡張子は.movになります。 ・スクリーンショットの拡張子は.png画像になります。写真などは後で.jpgに変換します。 |
それではスクリーンショットとプレビューアプリを使った手順を次の通り解説していきますね。
先ず、スクリーンショットの下準備 Finderアプリを使います。
1. ディスプレイの解像度の変更 2. スクリーンショットの保存先を変更 3. ファイル名一括変更 4. PNG画像ファイルをJPG(JPEG)画像ファイルに変換 5. スクリーンショットの一括色調補正・解像度・リサイズ 6. プレビューアプリを使ってWordPressアイキャッチを作って見た |
スクリーンショットとプレビューアプリ
スクリーンショットとは、パソコンの画面をそのまま画像として保存したり、クリップボードに貼り付ける機能ですね。保存形式はPINGです。メモや素材に普段役立つツールです。
プレビューアプリは編集も出来るアプリですね。
使ってなかったら勿体ないですよ。
プレビューで出来る事 ・解像度変更 ・リサイズ ・明るさ・簡易的な色調補正 ・切り抜き ・トリミング ・テキスト、図形の追加 ・シェイプや手書きを追加 ・PDFへの書き出し |
1. ディスプレイの解像度の変更
スクリーンショットは画質が悪い!画像の解像度を高くする方法
「サイズ」と「ビットの深さ」
JPG形式とPNG形式で保存したファイルのプロパティを見ると違いは「ビットの深さ」と「サイズ」にあります。
項目 | PNG | JPEG |
サイズ | 414kb | 177kb |
ビット | 32bit | 24bit |
ビットの深さとは、ビット深度・色深度・カラー深度などとも呼ばれますが、1ピクセルが表現できる色の数のことです。24ビットカラーだと1677万色、32ビットカラーだと1677万色+αとなっており、ビットの深さが高いほど表せる色が増え、結果的に高画質になります。
サイズは、解像度と比例します。サイズが小さければ解像度が低く、サイズが大きければ解像度が高いので、画像サイズが大きければ画像の細部まで表示できます。
ということで、スクリーンショットしたテキストや図表の解像度を良くしたいときには「PNG形式」。写真などは「JPEG」に変換して保存します。
ディスプレイ解像度の変更
システム環境設定→ディスプレイ→解像度→変更
ディスプレイの解像度の変更を行うことで、スクリーンショットでコピーした画面の解像度も上がり、綺麗な画像になります。モニターサイズの解像度に依存されますので、お使いのモニターの解像度を確認して下さい。
解像度が上がればスクリーンショットのサイズも大きくなります。
2. スクリーンショットの保存先を変更
スクリーンショットの保存先を変更する方法は2つあります。
①プレビューアプリを使う
②ターミナルを使う
比較的簡単な①純正アプリの方法で説明していきます。
STEP 1 フォルダを用意する
スクリーンショットを管理したいフォルダを用意します。
試しにデスクトップに「screenshot」フォルダを作成し指定にしてみます。
STEP 2 スクリーンショットの「オプション」を開く
ショートカット「command」+「shift」+5を同時に長押しします。スクリーンショットのアプリが起動して、ツールが表示します。こちらは動画など取込する時などに使うのですが、今回は「保存先フォルダ」を設定します。
メニューの「オプション」をクリックして、表示されるメニュー上部の「保存先」で好きなフォルダを選択すれば、保存先を簡単に変更することができます。
保存したいフォルダがリストに表示されない場合は、「その他の場所」をクリックしてフォルダを指定します。
今回はデスクトップの「screenshot」に設定します。
実際にスクリーンショットを撮ると、デスクトップの「screenshot」に保存先が変更になり、デスクトップに表示しなくなりました!
Macで複数のファイル名を一括変更
先ほど作ったデスクトップの「screenshot」を開きます。
●変更するファイルを選択し「○項目の名前の変更」をクリック一括で変更したいファイルを選択します。
フォルダなどにまとめて[command]+Aで全選択することもできます。
選択したファイルの上で右クリックし、[○項目の名前を変更]をクリックします。
●「フォーマット」を選択する
[Finder項目の名前を変更]初期には「テキストを置き換える」になっています。ウィンドウの[フォーマット]を選択し、名前のフォーマットを指定します。
名前のフォーマットは[名前とインデックス][名前とカウンタ][名前と日付]の3種類か選択できます。
カスタムフォーマット:任意の名前をつけます。後にハイフンをつけると連番になります。
ウィンドウの左下に「例」が表示されるので適切な表示になっているか確認しましょう。
●インデックスを指定する
続いてインデックスの場所を指定します。
インデックスの位置を[名前の前]と[名前の後]から選ぶことができます。
設定ができたら[名前を変更]をクリックします。
ファイル名が取込み時間順に一括変更されました。
スクリーンショットの拡張子一括変更
デスクトップの「screenshot」を開きます。
変更するファイルを選択し「○項目の名前の変更」をクリック、一括で変更したいファイルを選択します。
フォルダなどにまとめて「command」+Aで全選択することもできます。
一番上のフォルダを右クリック
ファイル→○項目の名前を変更
「フォーマット」を選択する
「テキストを置き換える」に変更します。
テキストを置き換える→検索文字列:.png→置き換え文字列:.jpg→名前を変更
✓すべてに適用→”.jpg”を使用
拡張子が.pngから.jpgに変更されました。
注意:テキストや図形は「PNG」の方が容量は大きいのですが綺麗に表示されます。写真などは「JPEG」が適しているのですが自己判断が必要ですね。
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画像ファイルを一括リサイズする方法
一括リサイズする方法は便利なのですが、サイズの異なる画像サイズの場合一枚づつリサイズした方が失敗が少ないです。サイズは「プレビュー」のツール→サイズを調整⬇︎で任意のサイズにすると良いでしょう。
出来れば任意のアクションを使ったほうが安心でしょう。
Mac純正アプリで画像を一括リサイズする方法は2つあります。
①Finderを使う方法
②Automatorアプリを使う方法
設定自体は難しくないので、好みの問題ですね。自動でやってくれるのは良いのですが、Finderの方が任意に選択出来るので便利かなと…。
Mac純正アプリFinderを使います。
「scteen shot」保存フォルダのリサイズする複数の画像を選択します。
上部メニューバーの [ファイル] → [開く] をクリックします。
「scteen shot」保存フォルダを選択します。
選択した画像が「プレビュー」で開くので、上部メニューバー「編集」→「すべてを選択」をクリックします。
command+Aでも同じ。
「開く」を選択すると、すべての画像が選択されます。
もう一度「編集→すべてを選択」してすべての画像を選択します。
すべての画像が選択されたら、上部メニューバー「ツール」→「サイズを調節」をクリックします。
この画面が表示されない場合、全ての画像が呼び込まれていません。再度やり直して下さい。
必ず表示されます。
「サイズ調節」ウィンドウが表示されるので、適当な値を入力し「OK」をクリックします。
1. 幅
2. 高さ
3. 解像度
画像ファイルが一括でリサイズされます。
「ファイル]」→「保存」すれば、上書き保存されます。
画像ファイルを確認する
補足:チョット複雑ですが「scteen shot」保存フォルダに一括でリサイズされなかった場合、以下の方法で行って下さい。
勘違いし易く、時々迷います。
1. フォルダを(クイック)選択
2. ファイル→開く
3. 編集→すべてを選択(選択されただけです)
4. ファイル→開く
5. 編集→すべてを選択(選択した画像が呼び込まれます)
6. ツール→サイズを調整
7. サイズ数値入力
8. ファイル→保存
これで解決します。
Automatorアプリを使う方法
Finderアプリという事で割愛しています。
Automatorの設定画面が大きいので今回掲載していませんが、「Automatorアプリを使う方法」で検索出来ますので概要を記載しておきます。申し訳ありません。
1. アプリケーションフォルダのAutomatorを起動
2. フォルダアクション→選択
3. 右上「フォルダを選択」→その他を選択→名前を付けて
4. ディストップScreen shot→選択
5. 写真→イメージをサイズ調整をドラッグ→追加
6. 「command」+Sで設定を保存
補足: AutomatorもMac純正アプリなのですが、こちらもチョット迷います。
保存用フォルダを用意していたのですが、何故かデスクトップに変換後のファイルが保存されると言う現象に遭遇してしまい、現在は上記のFinderを使っています。
画像処理アプリ、アクション機能を使ったリサイズ
多数の画像を同じ処理をするには、画像によって個別に処理したい場合がありますね。プレビューでも個別に処理出来出来るのですが、一つ一つ手作業で変更しなければなりません。画像が多いと大変ですね。
Photoshopアクション機能などを利用すると便利です。
一度設定してあれば、10点位は5分も掛かりません。
GIMPはバッチプラグイン「BIMP」、
Affinity Photoは「マクロ」機能などがありますね。
Photoshop アクション、作業の時短に
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お馴染みの画像アプリでアクション機能を使ったリサイズです。10点や20点ならそんなに手間にならず修正しながら処理出来るので、これが一番お勧めです。一括リサイズしてくれるのは良い点なのですが、中にはトーンカーブや色調補正したい画像もあります。リサイズする事前に調整出来るのはとても大切な事ですね。チョットひと手間で料理も美味しくなります。
一段落したら、新しいフォルダを作成し移動しておきましょう。
プレビューを使ってアイキャッチ画像を作る
素材となる画像の準備が出来ました。これから画像の配置とテキストを配置していきます。
ここまでFinderを使って素材の変換を行なって来ましたが、ならばと言う事でFinderを使ったアイキャッチ画像制作です。
シンプルな配置で本格的に画像処理アプリを使った装飾は出来ませんが、工夫次第で見栄えの良い配置を心がけて見ましょう。たまには知恵を覚醒しましょうか。
多機能で使ったことのある方もおられると思いますが、機能に制限がありグラフィックソフトの様に多彩な表現は出来ませんが簡易的な情報は伝えられると思います。
見本の画像は「photoAC」からダウンロードしました。無料会員ですと一日一点の制限がありますが、皆さんもうお使いですよね。
素材はもちろんプレビューでリサイズします。
ツール→サイズを調整 幅:ピクセル768pxでOKします。
高さをピクセル512pxにしたいので、512pxより大きかった場合、
編集→すべてを選択
そうするとミシン状のバウンディングボックスが表示されます。上下のポイントにカーソルを持っていくと十字マークが出るのでこの位かな位でドラッグして調整して下さい。
見本の画像は左右にバウンディングボックスが移動されていますが、上下だけです。
ツール→切り取り、でリサイズされます。ツール→サイズを調整、で確認します。
編集→取り消し-切り取り、で近い数値まで調整します。
ほぼ近くなったら、ツール→サイズを調整で鍵アイコンをクイック、解除して高さを入力してOKで完成です。解除した鍵アイコンは必ず処理後に戻して下さい。
プレビューで使う機能は以下です⬇︎
残念ながらプレビューのテキストは箇条書きに対応していません。なので行間の空きの調整ができません。仕方なく一行づつ入力していく事になります。
テキストや長方形ツール、フリーハンド などサイズ・色など上手に使い分けましょう。
画像中のロゴマークは背景透過されたPINGをやはりプレビューで呼び込み、ツール→サイズを調整で30mmにリサイズ、編集→すべて選択→コピー、編集中の画像にペーストしたものです。
完成がこちら
どうでしょう。Finderアプリだけでここまで出来ました。
もちろんグラフィックアプリがあれば完璧ですが、お持ちでない方には参考になったでしょうか。
参考に
WordPress アイキャッチ画像上手に作りたい
投稿画面の顔であるアイキャッチ画像、上手に作って綺麗に表示させたい。WordPress開設時には誰もが思う事ですね。長くサイト運営している先駆者たちは知識と技能を持っていますが、初心者や中級者には難解なところがあります。まずWord[…]
終わりに
最後まで閲覧有り難うございました。そんな機能があったのかとお役に立てると嬉しいです。
これからもお役に立てる記事を投稿したいと思います。再度来訪お待ちしています。
WordPressも色々画像を使い、整理も大変です。
ライブラリにアップロードしないで画像も一括投稿する。
無料で高機能、iText Expess WordPress 新規投稿が楽になる
iText Expessの紹介です。 こちらはテキストエディタで無料アプリです。MacOSでもWindowsOSでも標準のテキストエディタが用意されていますが、iText Expressはリッチテキスト形式をサポートしているため、背景の[…]
長い記事、お疲れ様でした。有り難うございました。